三十路独女楽しいひとり暮らし

都内の中小企業で働くアラサー女会社員の日記です。

身の丈を知るって難しい。

子どもの頃、自分の「家」が嫌だった。箱としての家のほう。

築古で、母親も片付けられないひとなうえにセンスもないから。

父親父親で、変な価値観から全室和室にダウングレードしたり。

おしゃれじゃないということが耐えられなかった。

せめてフローリングだったら、せめて片付け上手だったら……。

そんなことを思いながら18年間耐え続けて、

いつか一人暮らしをしたら、自分の思い通りのインテリアにするのが夢だった。

 

お金持ちでもなくて、貧乏でもなくて、

夢はおしゃれに生きることで、

大学卒業したらファッションエディターになって、英語も話せるようになって、

パリコレ取材して、クリエイティブに生きて、世間に認められて、

自分らしい生き方貫いて、同じようなセンスで、感性の合うひとと一緒になって、

友達にも恋人にも恵まれて幸せになるんだとずっと思っていた。

 

でも今のわたしはもはやそのどれでもなくて。

もともとそんな器ではなかったんだと知った。

 

生まれたのはドがつく田舎。センスのない両親のもとに育ち、背が低くて童顔で、

知能指数も低くて、あるのは少しばかりの絵心か。

誰からも友達になりたいと思われなかったし、誰からも恋人として選ばれなかった。

わたしは生まれついて人気がなかったのだ。

 

冷静に振り返ると、

自分は何か勘違いをしていたような気がする。

中学でも、高校でも、大学でも一軍にいたつもりだけど、

本当はみんなに煙たがられてたのかもしれない。

なんか勝手にまざってくるから入れてあげる? 的なおこぼれだったのかも。

その証拠に、今その当時仲が良かった誰ともつながっていない。

誰の結婚式にも呼ばれなかったどころか、結婚した報告さえなかった。

自分はずっと主力メンバーと思ってたけどね。

 

大学生の頃、付き合っていた自分史上最高の彼氏も、

元サヤに戻られたのを見ると、

友達に指摘された通り「遊ばれていただけ」だったのだろう。

 

人間って自分に甘い。

なんとなく過大評価している。

鏡にうつる姿を見て、「まぁまぁイケてるんじゃ?」と

思ったりするのも全部勘違いなのに。

センスも才能も勘違い、か。

 

身の丈を知る、というか、身の丈を認めるって結構難しいもんだなと思う。

だって自分がズレてるってことでしょ?