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三十路独女楽しいひとり暮らし

都内の中小企業で働くアラサー女会社員の日記です。

無駄のない人生。

前職場の別部署にものすごい「忍耐」の女性がいた。

自分と同じ新卒入社のひとでちょうど1年先輩。

わたしが配属になった部署(媒体)を羨ましいと言っていた。

いま思えば、おしゃれなひとだから、

少しでもファッションに近い仕事をしたかったのだと思う。

 

ある日、そのひとは大きなミスをした。

自分だったら責任をとって辞めるかも…というレベルの凡ミス。

全体会議でひたすら謝っていた。

きっと疲れているんだ、かわいそうに…と思った。

だけどそのひとは辞めなかった。

わたしが1年半で辞めた会社を、そのひとは5年ほど耐え続け、

いまは誰もが知っているであろう出版社のファッション誌編集部で編集者をしている。

さすがだな、と思った。

高学歴だったし、誰もが納得する採用なんだろう。

 

あれから5年。

その会社に、いまの会社の元同僚が入社したことを図らずも知ってしまった。

同僚といっても営業職なんだけど。

ミーハーなひとで、なんとなく好かない女性。

営業未経験の元事務なのに運良く採用されたひとだった。

特段できるひとでもなかったし学歴も低い。

彼女が辞めるとき、わたしはうかつにも次の職場を訊いてしまったことを

いまだに激しく後悔している。

嬉しそうに採用されたことを教えてくれたのだった。

その夜から、嫉妬で狂いそうだった。

 

自分が遠回りしても辿り着けないゴールだ。

たった3年の経験しかないのに。

自分は9年も遠回りしているのに。

それにわたしはこれからもそのゴールへは行けないだろう。

それ以上いい会社になんて逆立ちしても入れないだろう。

その会社に入りたいわけじゃないけど、確実にいまの会社よりはマシ。

前職の先輩は理解できるけど、このひとの採用はまぐれとしか思えなかった。

何よりもロスのない順風満帆な職業人生に、ただ嫉妬を覚えるしかなかった。