三十路独女楽しいふたり暮らし

都内の中小企業で働くアラサー女会社員の日記です。

ためらい。

彼は誠実なひと。

嘘はつかないし、時間も守るし、必ずLINEも返してくれる。

わたしが求めていたひと、だと思う。

こんなに優しいひと、めったにいないだろう。

 

付き合って3ヶ月でプロポーズしてくれて。

うれしかったけど「YES」ときちんと意思表示することができなかった。

 

急に現実が見えてきた。

友達がいない、コミュ症で、不器用な彼との人生。

ナイナイ岡村の事故のニュースを見ながら「え〜、大変だね!」とわたしが言ったら

「誰? このひと」という彼だから、本当にわたしが生きている世界とは

だいぶ違うところで生きている。たぶん、SMAPも知らないと思う。

「お笑い芸人さんだよ」と教えると、「へ〜、お笑い詳しいんだね」と言われ。

詳しいとかじゃなく世の中の9割のひとが知ってるんじゃないの? と

思っても口にすることができなかった。

 

クリスマスのコースディナーを予約した時も

「2時間もかかるって言われた(呆)コースってそんなにかかるの?」という彼に

それは「2時間『も』じゃなくて、2時間制限ですみません」という意味なんだよ

と教えてあげた。ちなみに最初は焼肉に連れていくつもりだったらしい。

 

初めて映画館デートしたときも「子どもの頃以来映画館にきてない」といっていた。

「こんなに宣伝(予告)入るもんなんだね」と驚いていた。

 

家に遊びにいったら、彼が大好きなアニメ(美少女)のグッズが

ところどころにあって黒電話をいまだに使っていた。

ある日はラコステの(オシャレじゃない方)ロンT、またある日はドテラを着ていて、

ダサいを通りこして時代錯誤だからどこで買ったの? と聞いたら

「お母さんに買ってもらった」と。素直に着るか? ふつう、いい齢して。

 

39歳で今まで彼女いたことなくて、家族と職場の一部のひととしか交流がなくて

世間の「ふつう」がわからない、そんな男と付き合いたかったっけ? わたし。

ヤリチンに毒されて変になったか、わたし。

 

街ゆくひとを眺めながら、こんなに「ふつメン」が多い世の中で

なぜわたしはあえて彼と結婚しようとしているのか、わからなくなった今日この頃。

 

久しぶりに「忘れられない彼」のFBを見てみたら、また会いたくなったけど、

4年間毎年あった「あけおめメール」が今年はこなかったから

本当にもう、連絡できないんだなと苦しくなった。