WEB系の会社で働きはじめて1ヶ月半ほどたった。
WEB系といっても、バイラルメディアなので、仕事はびっくりするほどつまらない。
やりたい仕事がない自分にとっては都合がいいけど、いい加減、自分の信条無視しすぎじゃねって思ってる。
うちのメディアはクリックされる、読まれる記事を書く人が偉いって図式だから、わたしみたいに数字が取れないライターは、まあ居場所がない。
どうしたら数字が取れるのか、答えは二つに一つ。
- 先天的にセンスがあるタイプ
- 分析、学習するタイプ
このどちらかにならざるをえない。
1はそのまま悩まずやっていける。
多分その業界が合っていて、読者層と同じカルチャーで生きているのだろう。
問題は2。やっかいなことにこっちのタイプが多い。
数字が取れるタイトルや構成には、どこか特徴がある(らしい。まだ分かってないけど)から、2のようなタイプのひとが1に後続すると、結果的に二番煎じみたいな、こすりまくった企画が乱発されることになる。
これってテレビの世界と一緒なんだよね。
うちのメディアでも、芸能人でいうと「マツコ・デラックス」「武井壮」「カンニング竹山」の名前を出しとけば、記事の中身がどうであろうと、勝手に数字はとってくれるようになっている。
テレビ局が「このタレントは視聴率が取れる」いうのと同じ。
価値は市場がつくるっていう原理なんだろうけど、市場にいるひとがマイルドヤンキーだから、自然と質が落ちていく。
経済は支えているかもしれないけど。
果たして、割り切って働くことの「割り切り」がどこまで必要なのか。
自分自身がどこまで許容できるのか、よくよく考えたい。